庭木から学んだ子育て。
庭木のこぼれ種から新芽が顔を出す。
春になるとすくすくぐんぐん大きくなってくる。
大木になると世話が大変なので、切り詰めて、成長著しい頂上部分を切り取ると
しばらくジーーっと成長が止まる。
子供もそうだ。
今、伸びていきたいんだ!と言う時には元気いっぱい伸ばしてやるのが良い。
出すぎた杭を調整するのが大変だからといって
成長したがっている気持ちそのものを抑えてつけてしまっては元も子もない。
出てきた分だけ面倒な杭打ちに黙ってつきやってやろう。
息子、娘、と2人を育て、自分の至らなさを痛切に感じる。
思春期に真っすぐ伸びなければ、それは私達「親」の責任だ。
赤ちゃんの時、幼いころ、ちびっ子だったあの時に
ちゃんと向き合ってやれただろうか?!
ちゃんと育ててやれただろうか?!
子は親に育てられ、親も子に育てられる。
教育とは流れる川に文字を書くように儚いものだ。
万物流転。誰も同じ川に二度と入ることはできないのなら
自然の摂理に従ってみるのもまた一興だ。
何の変哲もない庭木たちに今年もご教授いただいた。